QualcommのCristiano Amon CEOは、Apple向けの売上が想定よりも早いペースで縮小していると明らかにしました。供給制約により、次期iPhoneに搭載される同社製コンポーネントのシェアが従来の予想を大きく下回る見通しだと言います。
Appleの自社モデム移行が加速
Appleは2019年にIntelのスマートフォンモデム事業を買収し、Qualcomm製モデムから自社開発のCシリーズモデムへの置き換えを進めてきました。すでにiPhone 17eにはApple製Cシリーズモデムが採用されており、移行は着実に進展しています。
Amon氏はReutersのインタビューで、第4四半期以降、Apple製品からの収益がより急速に減少するとの見方を示しました。次期iPhone(iPhone 18とみられる)における同社の部品シェアは、これまで見込んでいた20%を大幅に下回るといいます。要因として供給制約を挙げています。
データセンター事業でApple分を補填へ
QualcommはAppleビジネスの喪失に備え、スマートフォン以外の分野への多角化を進めてきました。Amon氏はデータセンター部門が2027会計年度までに50億ドルの収益を生み出すと予想しており、「Appleの代わりにデータセンターで埋めた」と語りました。
なお、両社の関係はチップ供給にとどまりません。2019年に長期の法廷闘争を和解し、6年間のライセンス契約を締結。Appleは2年延長オプションを行使しており、特許ライセンス契約は2027年3月まで有効です。Appleが自社モデムに移行しても、ライセンス収入は当面続く見込みです。
出典: 9to5Mac — Qualcomm says supply constraints are shrinking its Apple business faster than expected / AppleInsider — Apple's reliance on Qualcomm could decline faster than expected after Q4 2026


