Appleは2026年第3四半期の決算報告で、9月期(第4四半期)における供給制約の影響が大幅に拡大すると警告しました。原因はサプライヤー側の問題ではなく、iPhoneやMacの予想を超える好調な需要と、チップ製造に使う先進ノードの調達難にあります。
iPhone・Macの需要が予想を上回る
ティム・クックCEOは決算説明会で、iPhoneとMacの売上が「期待を大きく上回る好調さ」を示していると述べました。ただし供給チェーンの柔軟性が通常より低下しており、需要予測の乖離が生じていることが制約の根本原因だと説明しました。
6月期の実績では、iPhoneとMacの売上がそれぞれ2桁成長を記録し、利益は27%増加しました。一方でiPad売上は前年比5%減となり、サービス部門は2022年以来初めて前期比で減少しました。
メモリーコスト上昇と為替逆風が重し
クック氏はメモリ価格の上昇にも言及し、6月期の調達コストが3月期より高く、9月期はさらに上昇するとの見方を示しました。在庫の繰り越しや一部部品のコスト低下で相殺を図る方針ですが、9月以降はメモリ市場価格の上昇が継続すると予測しています。
CFOのケヴァン・パレク氏は、為替変動だけで9月期の売上成長率から約2.5ポイントが押し下げられると指摘しました。9月期の全体売上は前年比9〜11%増、粗利率は47〜48%を見込んでいます。
9月に新iPhone投入も供給懸念残る
Appleは9月に新しいiPhoneモデルの投入を計画しており、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、初の折りたたみiPhoneが含まれるとされています。強力な製品サイクルが需要を牽引している一方で、供給面の制約が発売直後の品薄を招く可能性があります。
出典: MacRumors — Apple Warns of Growing Supply Constraints for iPhone, iPad, and Mac / 9to5Mac — Apple warns supply constraints will increase ‘significantly’ next quarter


