Appleは2026年8月3日、OpenAIに対する営業秘密侵害訴訟で連邦判事に仮差し止め命令を求める申立てを行いました。同日深夜、OpenAIは「Appleは間違えている」と題する公開声明を発表し、訴訟内容を逐一反論しています。仮差し止めの公聴会は10月1日に予定されています。
Appleが求めた5項目と合意状況
Appleは当初の提訴後、OpenAIに対して5つの条件を提示しました。機密情報へのアクセス停止、使用・開示の中止、証拠の保全、デバイスやクラウドの法的調査の許可、そしてOpenAIのシステム内からApple機密情報の検索です。OpenAIは最初の3項目には同意しましたが、残り2項目で合意に至らず、Appleは裁判所に仮差し止めを求めるに至りました。
Appleは申立ての中で、差し止め命令がなければ毎日Appleの損害が拡大し、OpenAIが盗用情報を自社のハードウェア開発に組み込んでいくと主張しています。併せて証拠収集の早期実施や、OpenAIの従業員・元Apple社員3名の尋問を求める動議も提出しました。
OpenAIの公開反論とiMessageの公開
OpenAIは公開声明で訴訟を「不用慎重かつ攻撃的、そして奇妙に個人的」と表現しました。さらに、Apple側の代理人弁護士が2月にアジア系の姓を取り違えて誤った宛先にメールを送った事実を公開し、Apple側弁護士からの謝罪メールも併せて開示しています。OpenAIはこの5ヶ月間、具体的な主張について何も聞かされていなかったとしています。
元AppleエンジニアのChang Liu氏が1月22日に退職した後も、Apple社員がiMessageでファイルの所在や技術情報を求めていたやり取りも公開しました。3月5日時点でも社員が内部ファイルについてLiu氏に質問しており、別の参加者が「極めて異例だ」と指摘する内容が含まれていました。同訴訟では元Appleデザイン幹部のTang Tan氏も名指しされており、同氏はAppleに24年間在籍した後、Jony Ive氏と共同設立したハードウェア企業を経てOpenAIに合流しました。Appleの訴状では400人以上の元Apple社員がOpenAIに在籍するとされています。
出典: Google News: Apple/iPhone/iPad 総合 — 「アップルは間違えている」 OpenAIが開発者引き抜き訴訟に反論(Impress Watch) – Yahoo!ニュース / MacRumors — OpenAI Posts Public Rebuttal to Apple's Trade Secrets Lawsuit / 9to5Mac — Apple moves for preliminary injunction in OpenAI trade secrets lawsuit / AppleInsider — Apple demands OpenAI injunction, discovery, testimony now to prevent more harm


