AppleのMacBook Airが世界的なメモリー不足の影響を受け、深刻な品切れ状態に陥っていることがわかりました。AIデータセンターの建設ラッシュによりメモリーチップの供給が逼迫し、Appleストアでは配送予定が最大6週間遅延しています。
メモリー不足がMacBook Airを直撃
BloombergのMark Gurman氏の報道によると、小売店の情報源は「Appleが在庫の維持に苦労しており、新製品の入荷がこれまで記憶にある中で最も制限されている」と述べています。米国のAppleオンラインストアではMacBook Airの配送予定が2〜6週間となっており、RAM容量の大きい構成ほど遅延が長くなっています。
供給制約の原因は、企業がAIサーバー向けに高帯域幅メモリー(HBM2)を大量調達していることです。これによりコンシューマー向けのDDR5 RAMやSSDの価格が年初から急騰し、MacBook AirだけでなくMac StudioやMac miniにも影響が及んでいます。
値上げ後も需要が供給を上回る
Appleは6月に14製品の価格を引き上げ、MacBook Airも米国で1,299ドル(従来1,099ドル)に改定しました。ただし基本ストレージが256GBから512GBに増量されたため、実質的には一部ユーザーにとって恩恵がありました。3月のM5モデル発表時にも999ドルから1,099ドルへの値上げを行っており、2度の値上げを経てもなお需要が供給を上回っています。
Appleは顧客をMacBook Airではなくエントリーモデルの14インチMacBook Proへ誘導する措置をとっています。プロモーション素材には「MacBook Airは在庫状況によりご購入いただけない場合があります」との注意書きが添えられており、製品サイクル途中のモデルでこのような表記が用いられるのは異例です。
秋のM6刷新に向けた優先順位の変更
Gurman氏によると、MacBook Airの品不足はメモリー不足に加え、Appleが秋のM6刷新を見据えてエントリーレベルのMacBook Pro販売を優先していることも要因です。Appleは中国向け製品について中国メーカーからのメモリー調達を準備しており、今後数年間は供給面で厳しい状況が続くとみられています。次のMacBook Airの更新はそれより先になるとの見方があります。
出典: Reddit r/apple (日次トップ) — The global memory shortage hits the MacBook Air | TechCrunch / Reddit r/apple (日次トップ) — Power On: Apple Is Reinventing Itself as the World’s Biggest Subscription Provider | MacBook Air runs into major shortages | Apple to make Glasses health device / MacRumors — MacBook Air Experiencing 'Major' Shortage Despite $200 Price Increase / 9to5Mac — MacBook Air reportedly facing major supply shortages due to AI-driven memory crisis


