Appleの2026年6月期決算発表を受け、株価が約10%急落しました。JP Morgan、Morgan Stanley、Goldman Sachsの3社が相次いでAppleの目標株価を引き下げ、市場の厳しい反応が鮮明になっています。
決算後に株価が急落、時価総額でNvidiaに逆転許す
Appleは7月30日に2026年第3四半期決算を発表し、売上1094億ドル(前年比16%増)、純利益298億ドル(同27%増)を記録しました。iPhone売上は6月期として過去最高の543億ドルに達し、Mac売上も29%増となりました。
しかし決算発表後、株価は時間外取引から下落が始まり、翌日の寄り付きで8.6%安となりました。一時は企業価値から約4300億ドルが蒸発し、2024年8月以来の大幅な寄り付き下落となっています。
直前まで数週間にわたる上昇でAppleは初めて時価総額5兆ドルを突破し、Nvidiaを抜いて世界最大の企業となっていました。しかし今回の下落で再びNvidiaに首位を明け渡す形となりました。
3社が目標株価を相次いで引き下げ
決算と通期見通しを受け、複数の投資銀行が評価を修正しました。JP Morganは目標株価を345ドルから340ドルへ引き下げました。同社はiPhone 17やMacBook Neoの需要が製品サイクルを支えていると指摘しています。
Morgan Stanleyは目標株価を364ドルから360ドルに引き下げ、「Overweight」評価は維持しました。同社はiPhoneが好調な一方で、サービス成長の鈍化と利益率の圧力が懸念材料としています。
Goldman Sachsは決算直前に目標株価を340ドルから370ドルへ引き上げていましたが、発表後に360ドルへ引き下げました。それでも5月以降の水準よりは高い位置を保っています。
サービス成長の鈍化と供給制約が重しに
株価下落の要因は主に二つあります。第一に、サービス部門の成長鈍化です。モバイルゲームの弱さに加え、複数国でのApp Store規制変更やEpic Gamesとの紛争による手数料収入の減少が影響しています。iPad売上も5%減少しました。
第二に、9月期の供給制約が大幅に悪化する見通しです。CFOのKevan Parekhはメモリー不足の影響が6月期から「大幅に増加」すると警告しました。影響を受けるiPhone、iPad、Macは通常、第4四半期売上の約64%を占めています。
また今回がTim Cookにとって最後の決算説明会となり、今後はJohn Ternusが引き継ぐことが確認されました。CEO交代のタイミングで株価が大きく変動することになり、スムーズな移行という期待に影が差す形となっています。
出典: 9to5Mac — Following Apple’s Q4 2026 guidance, JP Morgan cuts its target for the company’s stock [U] / 9to5Mac — Apple stock opens down roughly 10% following mixed Q3 2026 results / AppleInsider — Unimpressed Goldman Sachs trims AAPL target by $10 after earnings call / AppleInsider — Services slowdown pushes Morgan Stanley's AAPL target down to $360


