AI業界の経済構造が根本的に破綻していると主張するEd Zitron氏が、バブル崩壊時にAppleが深刻な影響を受ける可能性を指摘しています。メモリ価格の高騰でMacやiPadの価格が上がり、iPhoneも追随するとの見方をMacRumorsが伝えています。
LLMビジネスの構造的欠陥
Zitron氏は、大規模言語モデル(LLM)のコスト構造がソフトウェア販売の基本モデルと矛盾していると指摘しています。LLMはトークン単位で課金されるため、ユーザーが望む結果を得られなくてもコストが発生するとのことです。
具体的には、月額20ドルのサブスクリプションで数百ドル分のトークンを消費でき、200ドルプランでは数千ドル分に達するとSemiAnalysisが分析しています。実際のコストを消費者が払わない仕組みになっているため、AI企業は赤字を抱えている状態です。
Zitron氏自身の取材によると、OpenAIは2025年に130.7億ドルの収益に対して209億ドルの損失を計上したといい、基本的な経済計算が成り立っていないと語っています。
企業顧客の離反とスタートアップの赤字
AnthropicとOpenAIは2026年3月に企業向け顧客をトークンベース課金に移行しましたが、数週間でUberが年間予算を四半期で使い切ったと報じられています。UberのCOOはAI費用の正当化が難しいと述べたそうです。
Perplexity、Cursor、GitHub Copilotなど、トークン単価を支払うAI系スタートアップの多くは赤字に陥っています。実際のユーザーがAIの本来コストを支払いたがらないため、利益化が困難な状況です。
さらにLLMサービスは差別化が乏しく、「生成・要約・検索」が主な機能で、89%のAI収益がAnthropicとOpenAIに集中しているとの見方も示されています。
出典: MacRumors — Apple Will 'Watch Everything Burn' When AI Bubble Bursts – Ed Zitron


