Zoomに深刻な脆弱性が存在し、攻撃者がiPhoneやMacを含むデバイスをリモートで乗っ取れる状態になっていたと9to5Macが伝えています。サイバーセキュリティ企業がAIツールを活用してこの欠陥を発見し、Zoom側は既に修正パッチを配信しています。
画面共有の参加者全員が標的
この脆弱性は、Zoomが対応するすべてのオペレーティングシステム、すなわちWindows、macOS、Linux、iOS、Androidに影響を及ぼしていました。画面共有を含む通話に参加している全員、ホストも参加者も問わず、攻撃の対象になる可能性がありました。
攻撃は被害者側の操作や対話を一切必要とせず、画面上に何ら表示されない「サイレント」な手法で実行可能でした。通話中のユーザーはZoomを信頼できるプラットフォームとして認識しているため、脅威として認識しにくい点が問題視されています。
AIツールでわずか20プロンプト未満で発見
この脆弱性は2026年6月上旬に、公開されているAIモデルを使って発見されました。脆弱性の特定から実効性のある攻撃コードの作成まで、プロンプト20回未満で到達できたとされています。
発見を報告したサイバーセキュリティ企業の共同創設者Omer Gullは、かつては5人のチームで6カ月かかる作業だったものが、今では1人が20プロンプト未満で同等の成果を出せるようになったと指摘しています。セキュリティ研究におけるAIの活用が攻撃側にも容易に恩恵をもたらしている実態が浮き彫りになりました。
出典: 9to5Mac — Zoom flaw let an attacker take over your device, including iPhone and Mac


