AppleのMac部門は直近四半期で前年同期比25%超の成長を記録し、その原動力となったMacBook Neoが教育市場でもWindows端末やChromebookを急速に置き換えていることが明らかになりました。新CEOのJohn Ternus氏が推進したこの製品は、K-12教育機関での大型導入事例が相次いで報告されています。
Ternus氏が牽引したMacBook Neoが牽引する成長
MacBook Neoは、Tim Cook氏の後任として次期CEOに就任するJohn Ternus氏が自ら推進したプロジェクトでした。同氏がCEO就任前にこの製品を前面に出していたことは、単なる権限移行の象徴にとどまらず、Ternus氏自身が同プロジェクトを主導していたことを示しています。
その成果は直近の決算に如実に現れており、Mac売上の前年比25%超の増加はMacBook Neo単体で達成されたと報じられています。Ternus氏の製品戦略に対する最初の評価として、市場関係者の注目を集める結果となりました。
教育市場でのChromebook・Windows置換が加速
Appleの決算報告によると、MacBook NeoはK-12教育機関においてWindows端末やChromebookを急速に置き換えつつあります。米国の教育機関による大型購入のうち約半数がChromebookまたはWindowsからの乗り換えであり、既存のMac端末の更新需要ではありません。
具体的には、フロリダ州のPinellas County Schoolsが約2万5,000人の生徒をWindowsからMacBook Neoに移行し、ワシントン州のPeninsula School District 401は約8,000人をChromebookから切り替えました。またオクラホマ州のMidwest City-Del City School Districtは6,000台以上を導入して全生徒向けのApple環境を構築しています。
教育向けノートPCのあり方を再定義
9to5Macの分析によると、MacBook Neoは従来のMacBook AirがK-12市場で果たした役割の精神的後継製品と位置付けられています。M1 Airが教育用ノートPCは低性能で使い捨てという前提を覆したように、Neoも高性能を追求するPro機ではなく、教育機関が数千台単位で購入し、生徒に渡して卒業まで使い続けられる設計思想を持っています。
価格上昇が続く電子機器市場の中で、教育機関があえてNeoを選択していることは、耐久性と長期的な運用コストを含めた総合的な判断が背景にあると見られています。
出典: AppleInsider — Ternus's MacBook Neo pushes Mac sales to unexpected Q3 heights / 9to5Mac — Apple @ Work: Apple says MacBook Neo is pulling schools away from Windows and Chromebooks


