Appleが中国のサポートページで、MacのSiriとライティングツールにAlibabaのQwen AIを接続する手順を一時公開しましたが、1日足らずで削除されました。Mac向けApple Intelligenceの展開が進行中であることを示唆する初の具体的なシグナルとなっています。
公開されたガイドの内容
中国語のサポート文書によると、対象は本土のMacユーザーで、macOS 26.6以降が必要とされました。ユーザーは自身のQwenアカウントにサインインし、QwenをSiriに接続することで、写真や書類の分析など詳細な回答を得ることができました。ライティングツールではテキストや画像の生成にも利用可能でした。
文書では、Alibabaが提出された素材をモデルの訓練や改善に使用しないことも明記されていました。iPhoneやiPad向けの同等ガイドは発表されておらず、今回の公開はMac固有のものとわかります。仕組みは既存のChatGPT拡張とほぼ同じで、オプトイン方式となっています。
削除の背景と今後の見通し
ガイドは8月8日にReutersが発見しましたが、8月9日までに削除されました。Appleのカスタマーサポートは中国メディアに対し、新機能リリースの通知を受けていないと回答しています。技術面での調整がまだ進行中である可能性も指摘されています。
中国のAI分野は規制が厳格で、Appleは現地プロバイダーとの提携が実質的に必須です。当初はBaiduを主軸に据えていましたが、Baiduのモデルが要件を満たさず、2025年2月までにAlibabaが主導パートナーに交代しました。中国当局は7月にiPhone向けApple Intelligenceを承認しましたが、Macの対応時期は明示されておらず、今回のガイドが最も有力な手がかりとなります。
出典: MacRumors — Apple Briefly Posts China Guide for Connecting Siri to Qwen AI / Reddit r/apple (日次トップ) — Apple Briefly Posts China Guide for Connecting Siri to Qwen AI


