Appleが、折りたたみ式のiPhone Duoに込めたデザインとソフトウェアの考え方を明らかにしました。紙のノートを思わせる携帯性と、Mac・iPad・iPhoneの操作感を組み合わせ、開く前後で一体感のある体験を目指したと説明しています。
ノートとAシリーズ用紙が設計の出発点
工業デザイン担当バイスプレジデントのMolly Anderson氏によると、iPhone Duoは、ポケットに入れたときのコンパクトさを保ちながら、開いたときに広い表示領域を得ることを目標に設計されました。身近な紙のノートを、携帯性と広さの両立を考える際の参考にしたということです。
本体の縦横比には国際的なAシリーズ用紙の規格が取り入れられ、閉じた状態と開いた状態で比率の印象が保たれる設計になっています。報道では、閉じた状態はA5に近い比率と説明されていますが、完全に一致するものではありません。
開いた状態を保つ可変トルクヒンジ
ヒンジには、Appleが独自に調整した可変トルクプロファイルが採用されています。開き始めは軽い力で操作でき、その後は開いた状態を保ち、平らに置きやすくなるよう抵抗が変化します。Anderson氏は、開くときの滑らかな感触を重点的に検討したと述べています。
MacやiPadの知見を取り入れた操作画面
ヒューマンインターフェースデザイン担当バイスプレジデントのSteve Lemay氏は、ソフトウェアの設計で、開く動作を手元の端末がそのまま拡張されるように感じさせることを重視したと説明しました。開く前に表示されていたボタンの位置や見た目を保ち、展開後に操作項目を探し直す必要を減らしています。
画面の切り替えでは、外側のディスプレイの下から内側の画面が広がるようなアニメーションを採用しました。Lemay氏は、Mac、iPad、既存のiPhoneから得た知見を組み合わせたものだと説明しています。開発者が発売後に想定外の用途を生み出し、そのアイデアがiPhone Duoや折りたたみ端末全体に影響する可能性にも言及しました。
iPhone Duoは10月23日に発売され、予約注文は10月16日に始まります。価格は1,999ドルからです。
出典: 日経クロステック — 折り畳み「iPhone Duo」の強みは? iPhone 17後継を見送ったAppleの苦悩 – 日経クロステック / MacRumors — Apple Designers Explain the Thinking Behind iPhone Duo / AppleInsider — iPhone Duo is Steve Jobs's intersection of technology and liberal arts, says Ternus


