Appleが開発中とされるスマートグラス「Apple Glasses」向けに、録画中の音声通知機能に関する特許出願を行ったことが明らかになりました。スマートグラス特有のプライバシー問題に対処するため、視覚的ではなく音声で録画を知らせる仕組みが提案されています。
録画開始を音で知らせる仕組み
この特許出願は「Secure Audio Indicators For Electronic Devices」と題され、マイクやカメラによる録画中に音声インジケーターを用いる構想が記載されています。従来の小型赤色ライトでは、コンパクトなデバイスでの実装が難しいという課題が指摘されています。
視覚障害のあるユーザーにとっては、光よりも音声や触覚フィードバックのほうが効果的だと特許では説明されています。ただし、録画中ずっとチャイムを鳴らし続けることは録画自体を損なう可能性もあるため、主に録画開始時の通知に限定される見通しです。
不正操作を防ぐセキュリティ設計
特許では、装着者本人が録画を開始したことを確認する仕組みも提案されています。スピーカーが音を出し、マイクがその音を拾い返すことで、偽装された音声出力ではないことを検証できるとしています。
さらにマルウェアが偽の音声インジケーターを再生してユーザーを騙すことを防ぐため、ペアリング情報を音声に埋め込む手法も記載されています。これにより悪意ある第三者がデバイスを乗っ取って録画を開始するリスクを軽減できるとされています。
プライバシー問題への部分的な対応
一方で、この特許は装着者本人への通知に重点を置いており、周囲の人に録画を知らせる用途としては限定的です。部屋に入る前に録画を開始すれば、チャイムが鳴らない状況も生じ得ると指摘されています。
MetaのRay-Banスマートグラスが社会のプライバシー意識に影響を与える中、Appleは自社製品が無断撮影のイメージで語られることを回避したい姿勢がうかがえます。ただし特許出願は製品化を約束するものではなく、Apple Glasses自体の存在も公式には確認されていません。
出典: AppleInsider — Apple Glasses could chime when recording, but only for the wearer / Google News: Apple/iPhone/iPad 総合 — Apple Glassesで録画中にチャイムが鳴る?Appleが特許出願した新プライバシー機能 – apple-hacks.com


