2026-10-23 20:52 更新
総合

iPod誕生25周年:1,000曲を持ち運ぶ革命からその歩みを振り返る

iPod誕生25周年:1,000曲を持ち運ぶ革命からその歩みを振り返る

Appleが2001年に発表した初代iPodが、2026年10月23日で発売から25周年を迎えました。Mac以外の製品展開を加速させ、デジタル音楽のあり方を根本から変えたiPodの歴史を振り返ります。

「1,000曲をポケットに」初代iPodの衝撃

2001年10月23日、スティーブ・ジョブズはApple本社Infinite Loopのタウンホールにて、初代iPodを披露しました。5GBのハードドライブを搭載し、「1,000曲をポケットに入れて持ち運べる」ことをコンセプトに掲げたこのデバイスは、定価399ドルで販売されました。

仕様面では、モノクロLCDディスプレイとメカニカルスクロールホイールを採用し、最大10時間のバッテリー駆動を実現しています。FireWire接続による高速転送により、CD1枚分を10秒未満、1,000曲を10分足らずで同期できる性能を誇りました。また、ハードドライブは音楽だけでなく、プレゼンテーション資料などのドキュメント保存用としても利用可能だったことがRedditのプレスリリース資料から分かっています。

多彩なラインナップの展開と市場への浸透

発売直後の反応は賛否が分かれ、価格やMac専用である点に疑問を持つ声もありましたが、2001年11月10日の発売日には多くのユーザーが列を作りました。その後、2003年には30ピンDockコネクタを導入した第3世代が登場し、2004年には初のラインナップ拡張となるiPod miniが発表されました。miniでは、タッチセンサー式のクリックホイールが導入され、後のフルサイズモデルにも継承されました。

2005年にはディスプレイを省いたshuffleと、フラッシュストレージ採用の薄型nanoが投入され、2007年9月にはWi-FiとSafariを搭載したiPod touchが登場しました。販売台数は急速に伸び、2007年4月までに1億台を突破し、10周年を迎えた2011年には累計販売数が3億400万台を超えたことがMacRumorsによって報じられています。

製品ラインナップの終焉まで

長らく愛されたiPod classicは、2014年9月に販売が終了しました。続いて2017年7月にnanoとshuffleもラインナップから消え、唯一残ったiPod touchが最後の砦となりました。2019年5月にA10 Fusionチップを搭載した第7世代が登場しましたが、ハードウェアの更新はそこで止まりました。

最終的にAppleは2022年5月10日にiPod touchの販売終了を発表しました。これにより、かつて音楽体験を再定義したiPodブランドは、その役割を統合されたデバイスへと引き継ぎ、歴史に幕を閉じました。


出典: MacRumors — Happy 25th Anniversary, iPod / Reddit r/apple (日次トップ) — 25 years ago, Apple Presents iPod

関連記事

RELATED ニュース一覧 →